芸術鑑賞会 |
6月4日(火)13:30〜15:20の間、玉島文化センターで平成25年度芸術鑑賞会が行われました。 はじめに校長の挨拶があり、それに続いて、開演。
最後に生徒代表が花束を贈呈して、お礼の言葉を述べました。 |
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「12人の恐れる男たち」 |
レジナルド・ロース作 東京芸術座公演 |
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あらすじ 少年が「父親をナイフで刺し殺した」として第1級殺人罪で死刑に問われた。無作為に選ばれた12人の陪審員たちが6日間の審理を傍聴し評決を出すために陪審員室に入ってくる。 ◎階下に住む老人は「殺してやる!」という叫び声を聞いた直後、階段をかけ下りて行く少年を見ている。 ◎高架鉄道の向側に住む婦人は少年が父親の胸にナイフを突き立てる瞬間を目撃したと証言。 ◎検屍官の推定した死亡時刻に少年は映画館にいたと証言するが、少年の姿を見た者は誰もいない。 有罪となれば死刑が確定する。評決は”5分”で済むと思われた時、一人の男は無罪に投票。「少年の犯罪は有罪かもしれないが、せめて1時間話し合いましょう」と提案。評決は全員一致でなければならない。11人の冷ややかな視線が突き刺さる。 この夏一番の暑さになるだとうと予報された日の午後、扇風機もガタつく殺風景な裁判所の一室で、男たちの会話がギクシャクし始める。 ― 完璧な“事実”が意外な側面を見せ始める ― |
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生徒の感想 |
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劇に出ていた12人の男の人たちは、あんなに長い文章を記憶して1回もかまず、忘れ ることなくしゃべっていてすごいと思いました。 感情もすごくこもっていたし、動きやしゃべり方、表情などの演技がすごくてとても感動し ました。こういうのを見る機会はあまりないので、今日は見れてよかったと思います。 (1年女子) |
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最初は完璧だと思っていた証拠が、色んな人の小さな疑問によって揺らいでいくのが面白かったです。自分の抱いた疑問をつじつま合わせのために忘れるのではなく、追求していく事は大切なんだと思いました。また、少年がどこに住む、どんな人なのかとかは関係なく、命については平等に審判されるべきだという考えに共感しました。 (2年女子) |
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かなり引きこまれた。推理を聞くのも大変おもしろかったと思うし、登場人物にも特徴が あっておもしろかったと思うが、何より登場人物の心情の変化を見て感じとることがおも しろかったと思う。自分たちも会議などがある時、面倒くさいと思って、すぐに結果を決め たり、意見を自分から出さなかったりしていたが、この演劇を見て、話し合うことの大切 さが良く分かった。 (3年男子) |
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見入ってました。気が付いたら自分が前のめりになって見ていました。一人一人個性が 違っていて、言う言葉も様々で、実際に人の死に関係することで、自分の判断でその 人を死なせるということになったら、すぐ意見を変えたがる人もいるだろうし、パスして言 いたくない人もいると想います。細かい所まで非常にリアルで「偏見は真実をさまたげる 」という言葉が心に残りました。 (3年女子) |