| 國府島校長 式辞（要約） |
| 3年生の皆さんの第一関門であるセンター試験があと10日程度となった。これまで不安と戦いながら、自分としっかり向き合い、ひたすら努力を重ねてきた。受験勉強は暗記中心の学習であるという批判もあるが、ある時期に精神を集中して、体力と気力の限界まで自分を追い込むという経験は、人間を成長させる大きな経験になる。 今日から3学期、年度のまとめの学期になる。1学期に、目標を定め、それを具体的に実行することを話した。進歩状況はどうか。目標は実行しなければ意味がない。目標に向けて努力が足りない人は、この3ヶ月間をどのように頑張るのか、計画を再度考えて実行してほしい。3学期はまとめの学期であると同時に、来年度へ向けた準備の学期でもある。 今年2・3年生の皆さんに大きく関わることとして選挙がある。昨年6月に、公職選挙法が改正になり、選挙権年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられた。この背景としては色々とあるが、現在の若い人の参政権の意識の低さだと思う。政治は、国や地方のこれからの方針を決め、また税金などの使い道などを決める。医療や年金などの社会保障、国債の発行などは特に若い人と関わりが大きい。これから選挙権を得るから、この権利を有効に使って欲しい。誰かに任せるのではなく、積極的に選挙を通じて、課題を多面的・多目的に考え、自分なりに判断して、政治に参加する。そして、将来の日本や地方の在り方に責任をもち、更に良い社会をつくって欲しい。このことは、日頃の学習活動の応用場面である。 この3学期が、充実したものとなることを期待する。
|
| TＯＰページへ戻る |
Tamashima High school