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式 辞
春爛漫の今日の良き日に、川井PTA会長様をはじめ多数の保護者の皆様のご臨席のもと、平成二十八年度岡山県立玉島高等学校入学式を挙行できますことは、新入生はもとより私ども教職員にとりましても誠に大きな喜びであります。
ただいま入学を許可しました二百七十八名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは九年間の義務教育を終え、本校への進学を希望し、晴れて県立玉島高等学校の生徒となりました。今その喜びで胸を一杯にしていることと思います。これから本校での新たな学校生活がスタートします。勉強に、部活動に、生徒会活動に、しっかりと頑張って行きましょう。保護者の皆様方には、本校の制服に包まれたお子様の晴れ姿をご覧になり、さぞかし感慨ひとしおのことと存じます。心よりお喜び申し上げます。
さて、県立玉島高等学校は百十二年の歴史と伝統のある学校であり、校訓の「自律 英知 実行」のもと、岡山県西部の進学拠点校として輝かしい実績を築いて参りました。平成十一年度には普通科に加えて理数科を設置し、新たな県立玉島高等学校がスタートしました。また平成十九年度には、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、現在二期目の最終年度として将来の科学技術者を育成するための様々な取組を実施しています。さらに、進路に関する知識や探究する力、発表する技術などを身につけるべく、キャリア教育が更に充実するよう取り組んでいます。
現代社会は知識基盤社会、グローバル化社会へと変化しています。本校ではこの様な取組を通して、そうした社会で活躍できる力を養っています。皆さんに求められている資質や能力をあげてみますと、語学力、コミュニケーション能力、主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性、責任感、使命感、リーダーシップなどがあります。これらの資質や能力を身に付け、育むよう本校では授業や行事の内容を工夫しています。皆さん自身の輝かしい将来に向けて、自ら主体的に取り組んでいくことを期待します。
これから始まる三年間は、皆さんの人生にきっと大きな影響を与えることでしょう。生涯の宝となる三年間とするために、次のふたつのことを皆さんにお願いしたいと思います。
一つ目は、「同時に、複数のことにうまく取り組むことができるようになってほしい。」ということです。高校生活が始まると周りの人から多くのことを求められます。そして自分でもあれもやりたいこれもやりたいと考えるようになります。多くのことを平行して同時にやっていかなければなりません。例えば、本校では「文武両道」を掲げていますが、勉強と部活動はどちらも大切なことです。どちらも後回しにはできませんし、しっかりと取り組んでいきたいと思うでしょう。そういったことに対して、うまくバランスをとりながら、どちらもうまくやれるようになって欲しいのです。時期や場面によって重み付けを変えながらも、決して適当なことをしたり、ごまかしたりせず、うまく両立していく力を身に付けてもらいたいと思います。
時には、つらく途方に暮れることもあるでしょう。しかし、そうした時には先生や友人をはじめ、皆さんを支えてくれる人がたくさんいます。早めに相談することを忘れないでください。
二つ目は、「良き友人をつくる」ということです。これからの高校三年間、そしてその後もいろいろなことが起こります。その時、一緒に笑い、悲しみ、励まし合えるような友人をつくってください。授業では意見を交えたり、共同で研究したり、相互に発表し合ったりする場面がありますが、人の意見を聴き自分の考えを伝えることで、コミュニケーションが深まります。また部活動は、中学校のときよりも一層自立した活動となります。同級生はもちろん先輩や後輩と競い合ったり、助け合ったりしながら、自分を高めていってください。時には考えがぶつかることもあるでしょう。しかし、そうした中でも、本音で語り合え、生涯に渡ってつきあうことができる良き友人をつくってください。
最後になりましたが、保護者の皆様、本日はおめでとうございます。教職員一同全力で教育に当たり、お子様の成長を支えてまいりますので、本校の教育活動に対してご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新入生の皆さんの充実した高校生活を祈念し、式辞といたします。
平成二十八年四月八日
岡山県立玉島高等学校長 槻信博
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