3月15日・17日
理数科2年生がハイパーサイエンスラボを行いました。
生物選択者10名が行った実験は「大腸菌にGFP(緑色蛍光タンパク質)の遺伝子を導入する遺伝子組換え実験」です。
白色の粒がコロニーと呼ばれるもので、1つのコロニーに数十億個の大腸菌がいます。
コロニーを1個すくい取って、遺伝子DNAを組み込む材料にします。
大腸菌にDNAを入れるためヒートショックを与えます。
氷水に浸けたサンプルを40℃のお湯に浸け、再び氷水にもどします。この温度変化でGFP(緑色蛍光タンパク質)の遺伝子DNAが、大腸菌内に入ります。
遺伝子DNAを組み込んだ大腸菌を、培地に植え付けます。この操作は、無菌的に行うためクリーンベンチ内で行いました。
20時間培養した後のコロニーのようすをスケッチして、観察しました。
紫外線を照射した結果、右のプレートが緑色に光っていました。培地に加えた物質の違いによって、GFP(緑色蛍光タンパク質)が発現したり、しなかったりします。
実際に遺伝子組み換えを体験するよい機会になり、楽しく実験することができました。