‘理数科’ カテゴリーのアーカイブ

玉島サイエンスフィールドワーク

2024年8月29日 木曜日

8月1日(木)・2日(金)

理数科1年生を対象に、一泊二日の研修を行いました。

この研修は、倉敷・玉島地域の自然、企業活動、環境、フィールドワークなどを一体的に体験する研修です。

1日目 午前

まずは、2グループに分かれて「中国電力株式会社」と「株式会社ヒラキン」へ企業見学に行きました。

その後、合流して倉敷市環境学習センターへ移動しました。

まず、倉敷市環境監視センターの方から、行政として地域の環境(大気や水質など)を守る取組について教えていただき、施設見学を行いました。

 

1日目 午後

昼食後、みずしま財団の方から水島コンビナートの公害の歴史や環境を守る取組について、教えていただきました。

その後、児島通生海岸で水質を判定する指標生物の種類や生物量について調査しました。

ヒザラガイやウノアシガイ、タテジマイソギンチャクなど多くの生き物を観察することができました。判定は、きれいな海で生物量も豊富という結果になり、工業地帯の近くでも水質はきれいなことがわかりました。

 

その後、「倉敷市自然の家」に移動して、本校でも勤務されていた先生から、川の環境や漁について実際の漁具などを用いて講演をしていただきました。お話の中で、昔の人は生物の習性を利用していろいろな道具を作っていたのだということを教えていただいて、楽しくお話を聞くことができました。

夕食後、昼の活動のまとめをした後、空が暗くなってから天体望遠鏡を用いた天体観測を行いました。


2日目 午前

倉敷美しい森の遊歩道で、グループごとに植生調査を行いました。この活動は、森や池でいろいろな生物を写真に撮り、生物の同定やマップ作りを行います。

2日目 午後

鷲羽山レストハウス前で集合写真と昼食

最後は学校に戻り、クロムブックを使って、1日目の企業訪問のレポートや美しい森の生物マップを作成しました。

企業訪問は1社しか見学しないため、他のグループの人にプレゼンテーションを行いました。同じ企業を見学しても、各班の着眼点が異なり興味深く説明を聞くことができました。閉会行事の前に代表2グループが全員の前でのプレゼンテーションを行いました。

暑い時期での活動で心配もありましたが、みんな元気で無事終了することができました。様々な体験ができただけでなく、クラスの友人たちとの交流を深める良い機会となりました。

第26回中国四国九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(島根大会) ポスター発表の部ダブル受賞

2024年8月22日 木曜日

2024年8月19日、8月20日

中国・四国・九州地区の理数科高校の生徒が集まって、課題研究の成果を発表する大会が島根県松江市で開催されました。本校からは、地学分野と化学分野の2グループがポスター発表で参加しました。

地学分野は、「300円で安全対策 〜制震カバンで安全な学校生活〜」というタイトルで発表しました。机の両横に教科書等を入れたカバンをかけると、机が倒れにくくなるということを、動画を交えながらわかりやすく発表することができました。また、机の脚を対角に持つほうが揺れに強いことなど、他県の高校生にも伝えることができました。

化学分野は、「ウシの膵臓からのインスリンの抽出と精製」というタイトルで発表しました。

廃棄されるウシの膵臓からインスリンを取り出すことで、近年増加しているペットの糖尿病治療薬としての可能性を提案することができました。また、質疑応答にも、図を指し示しながら丁寧に答えることができました。

結果は、ポスター発表の部 地学・化学分野で耐震カバン班が最優秀賞、インスリン班が優秀賞をいただくことができました。この2グループともに、3年生でも課題研究を続けており、努力が報われて大変喜んでいました。

最後に、発表を聞きに来てくれた他校の高校生や大学・高校の先生方、指導してくださった本校の先生方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

玉島サイエンス探究Ⅰ「情報講演会」

2024年6月14日 金曜日

理数科1年生を対象に、岡山理科大学フロンティア理工学研究所より畠山唯達教授をお招きして、「プログラミング基礎」と題して、ご講演をしていただきました。

 

 

講演は、身近なところで活用されているプログラムの紹介から始まり、その後インターネット上に公開されているScratchというプログラミング言語を使い、猫のキャラクター(スプライト)を動かしていくプログラミング体験を行いました。

 

 

Scratchは、日本語で書かれたブロックを繋げていくだけで簡単にプログラムが作成でき、休み時間にも友達どうしで自分が作成したプログラムを紹介したり、教えあったり楽しく活動することができました。

 

 

生徒の感想(抜粋)

世の中の大半のものにはこうしたプログラミングが使われているということ。

同じ指示のように見えても組み合わせが異なると違う動きをするということが理解できた。

なかなかうまくいかなかったが、上手くできたときの嬉しさをすごく感じました。普段何気なく使っているものにはプログラミングが多く施されていてたくさんの苦労があるのだと知りました。

最初は難しくて試行錯誤しながらやっていたのですが少し慣れてきて、「こうすれば動くのではないか?」と頭の中で考えてプログラミングをすることができるようになりました。

 

生徒たちも楽しくプログラミングを学べたようです。畠山先生、お忙しい中ありがとうございました。

サイエンスボランティア in 端午の節句まつり

2024年5月10日 金曜日

5月5日(日)

玉島市民交流センターで端午の節句まつりが開催されました。

その中で本校サイエンス部を中心に有志の生徒を集め,たまっこラボとして科学実験ブースを2つ出展しました。

 

ブース①「ぷにぷにスクイーズを作ろう!」

 

 

ブース②「手作りスーパーボール!」

 

 

参加生徒は地域の方々に上手く作るコツや原理なども交えて説明できました。

どちらのブースも大盛況で,参加してくださった地域の方々と一緒に科学実験を楽しく体験をしている様子がたくさん見られました。

理数科 玉島サイエンス探究Ⅱオリエンテーション

2024年4月26日 金曜日

4月16日(火)

理数科2年生を対象に、玉島サイエンス探究Ⅱのオリエンテーションを行いました。

この授業は、2時間連続で行う授業で1年間を通してグループで課題研究を行います。

課題研究は、理数科の中心となる実習で多くの先生方が指導に加わってくださいます。

物理は、3グループに5人の先生で指導してくださいます。

化学は、4グループに4名の先生がつきます。

生物は、3グループに5名の先生がつきます。

数学・情報は1グループに2名の先生がつきます。

それぞれの分野の先生方の紹介の後、実験ノートを配布し、記入の仕方について説明がありました。

その後、それぞれの分野で実習室に分かれ、研究テーマについて検討しました。

1年間を通して研究していくテーマなので、先行研究や実験方法を調べ、自分たちで面白いと思うテーマを見つけていきます。

今年は11グループで研究していきます。それぞれのグループが充実した1年となるよう期待しています。

 

 

 

理数科 玉島サイエンス探究Ⅰ オリエンテーション

2024年4月26日 金曜日

4月12日(金)

理数科1年生を対象に、玉島サイエンス探究Ⅰのオリエンテーションを行いました。

この授業は、2時間連続で行う授業で、2学期後半までは探究ゼミを実施します。

この探究ゼミは、クラスを5グループ(8名)に分けて、それぞれ別々に少人数で実習を行います。

1つのゼミは4週連続で行い、1年間で物理、生物、化学、工学、数学の5つを体験します。

以下、それぞれのゼミの説明です。

物理探究ゼミでは、オシロスコープという機器を使って音についての探究を行います。

生物探究ゼミでは、クリーンベンチ内で無菌的に細菌や菌を培養する実習を行います。

化学探究ゼミでは、分光光度計という機器を用いて水溶液中のビタミンC量の測定を行います。

工学探究ゼミでは、プロペラを作成し発電量を競う実習を行います。

その他、数学探究ゼミは今年から内容をリニューアルして実施します。

実験器具の説明などもあり、熱心に説明を聞いていました。

2学期後半は、データ処理を学ぶ統計活用の実習、プログラミングを学ぶ情報活用の実習を行います。

3学期は、2年生からスタートする課題研究の準備を行います。

このゼミを通して、科学の楽しさを実感してもらいたいです。

 

理数科 玉島サイエンス探究Ⅲオリエンテーション

2024年4月26日 金曜日

4月12日(金)

理数科3年生を対象に、玉島サイエンス探究Ⅲのオリエンテーションを行いました。

この授業では、1年生・2年生で実施した理数科の特徴的な授業や講演会、校外研修、課題研究などを振りかえり、レポートにまとめます。

理数科では、多くの生徒が推薦入試にチャレンジするので、この授業で作ったレポートを入試に活かすことができます。

 

クロームブックで、志望大学の入試情報を調べています。

この授業を上手に活用して、大学入試に備えてもらいたいです。そして、来年の春にはそれぞれの希望する進路に進んでもらいたいと願っています。

理数科 科学プレゼンテーション研修

2024年4月23日 火曜日

4月20日(土)

1年生理数科クラスを対象に、科学プレゼンテーション研修を行いました。

 

中部大学の井上徳之教授を講師にお招きし、午前中を使ってプレゼンテーションの基礎・基本をしっかりと教えていただきました。

昨年受講した理数科2年生5名も、TA(ティーチングアシスタント)として参加してくれ、1・2年生が交流する良い機会にもなりました。

最初は隣どうしで練習です。緊張していた生徒たちも、だんだんと大きな声で活発に活動ができるようになり、笑顔もみられました。

 

最後には相手の目を見て身振り手振りをまじえながら、プレゼンテーションできるようになりました。4時間に及ぶ研修でしたが、あっという間に時間がすぎ、とても楽しく充実した研修になりました。

TS探究Ⅰ 課題研究テーマ決め

2024年1月25日 木曜日

1月24日(水)

3,4時間目の玉島サイエンス探究Ⅰの授業で1年生理数科が来年度の課題研究に向けての説明を受けました。

 

 

 

 

課題研究全体の説明が行われた後、

物理・化学・生物・数学情報の4つの教科科目の担当教員からそれぞれの説明がありました。

その後は各自でどの教科にするのか、どんなテーマで課題研究がしたいのかを考え、Chromebookを用いて調べました。

 

 

まだ大まかな構想の段階ですが、これから時間をかけながら、来年度の課題研究の内容を決めていきます。

 

 

令和5年度「集まれ!科学への挑戦者」研究発表会 in 岡山理科大学

2024年1月22日 月曜日

1/21(日)に「集まれ!科学への挑戦者」研究発表会が岡山理科大学で行われました。

理数科2年生5グループ計9名が参加し、これまで取り組んできた課題研究についてポスターを使って発表しました。

 

<参加したグループと発表タイトル>

・最短経路班「普段の生活から災害まで幅広く使える最短経路」

 

 

・航空力学班「エネルギー変換が分かる教材の開発」

 

 

・インスリン班「ウシの膵臓からのインスリンの抽出と精製、同定」

 

 

・乳酸菌班「植物性乳酸菌の比較」

 

・肥料班「廃棄物由来の有機肥料の作製と成分分析」

 

校外での課題研究ポスター発表会は初めてでしたが、どの生徒も自信を持って大学の先生方などに対して発表を行っていました。

 

5グループのうち航空力学班が奨励賞を受賞しました。

今回の発表会に挑戦した理数科のみなさん、お疲れさまでした。

今回大学の先生方からいただいたアドバイスや改善点等を以降の課題研究や発表会に活かしてほしいですし、ぜひ3年生で「発展課題研究」に取り組んでほしいとも思います。

最後に、「集まれ!科学への挑戦者」実行委員会の皆様には、ご多忙の中、本校生徒のために発表機会を設けていただき、誠にありがとうございました。