8月1日(木)・2日(金)
理数科1年生を対象に、一泊二日の研修を行いました。
この研修は、倉敷・玉島地域の自然、企業活動、環境、フィールドワークなどを一体的に体験する研修です。
1日目 午前
まずは、2グループに分かれて「中国電力株式会社」と「株式会社ヒラキン」へ企業見学に行きました。
その後、合流して倉敷市環境学習センターへ移動しました。
まず、倉敷市環境監視センターの方から、行政として地域の環境(大気や水質など)を守る取組について教えていただき、施設見学を行いました。
1日目 午後
昼食後、みずしま財団の方から水島コンビナートの公害の歴史や環境を守る取組について、教えていただきました。
その後、児島通生海岸で水質を判定する指標生物の種類や生物量について調査しました。
ヒザラガイやウノアシガイ、タテジマイソギンチャクなど多くの生き物を観察することができました。判定は、きれいな海で生物量も豊富という結果になり、工業地帯の近くでも水質はきれいなことがわかりました。
その後、「倉敷市自然の家」に移動して、本校でも勤務されていた先生から、川の環境や漁について実際の漁具などを用いて講演をしていただきました。お話の中で、昔の人は生物の習性を利用していろいろな道具を作っていたのだということを教えていただいて、楽しくお話を聞くことができました。
夕食後、昼の活動のまとめをした後、空が暗くなってから天体望遠鏡を用いた天体観測を行いました。
2日目 午前
倉敷美しい森の遊歩道で、グループごとに植生調査を行いました。この活動は、森や池でいろいろな生物を写真に撮り、生物の同定やマップ作りを行います。
2日目 午後
鷲羽山レストハウス前で集合写真と昼食
最後は学校に戻り、クロムブックを使って、1日目の企業訪問のレポートや美しい森の生物マップを作成しました。
企業訪問は1社しか見学しないため、他のグループの人にプレゼンテーションを行いました。同じ企業を見学しても、各班の着眼点が異なり興味深く説明を聞くことができました。閉会行事の前に代表2グループが全員の前でのプレゼンテーションを行いました。
暑い時期での活動で心配もありましたが、みんな元気で無事終了することができました。様々な体験ができただけでなく、クラスの友人たちとの交流を深める良い機会となりました。