11月25、26日に開催された「世界津波の日」高校生サミットin黒潮に本校理数科2年大久保圭悟君、小田彰人君、田中健太君の3名が参加しました。
11月5日は、国連総会本会議において「世界津波の日」と定める決議がなされ、津波の脅威について関心が高まりその対策が進むことが期待されています。日本でも、東日本大震災を受けて広く津波対策についての理解と関心を深めることを目的として、11月5日を「津波防災の日」と定め、様々な活動や教育に取り組んでいるところです。
このイベントが開催された高知県黒潮町は、近い将来に起こると予想されている南海トラフ地震で最大34メートルの津波がくるという計算が政府から公表されています。今回のイベントでは、日本を含め世界から30ヵ国350名以上の高校生が参加し、黒潮町の防災の取り組みをフィールドワークや議論を通して学び、今後の課題や取り組みについて発表しました。
本校から参加した3名は、宮城や東京、ケニア、中国、フィリピンの高校生に向けて、玉島の地域防災に関して英語でプレゼンテーションを行い、その後、「高校生ができる防災アクション」についてディスカッションをしました。
この2日間で、3名は「若き津波防災大使」に任命され、ここで学んだ知見を世界に広める役割を担うことになります。
~参加した生徒の感想~
田中君
「今回、このサミットに参加でき、災害、特に津波のあらゆる危険や悲惨さを世界中の高校生と共有することができました。このことを今後の研究で活かし、津波防災大使として、多くの人に防災・減災を広めていきたいです。」
大久保君
「今回のサミットで、海外の災害の状況やそれに対する取り組みを知ることができ、防災への知見が広がりました。今後は地震・津波に限らず、あらゆる災害に対して、減災に尽力したいです。」
小田君
「このサミットに参加したことで、世界各国の被災状況を知ることができました。また、その過程でコミュニケーション力やプレゼンテーション力が高まったと実感しています。今後も防災について研究を進めていきたいと思います。」