‘SSH’ カテゴリーのアーカイブ

理数科行事:研究体験研修

2024年12月27日 金曜日

12月19日に「研究体験研修」が実施され、理数科1年生が参加しました。

科学に関連するキャリア意識や実践に取り組むために大切な研究スキルの向上を目的とし,岡山大学 理学部 化学科と連携し、5グループに分かれて大学生、大学院生、大学の先生方と探究活動を行いました。

それぞれの研究室でどのような研究が行われているのかを教えていただきました。また、実際に実験機器を使って研究手法や実験データの分析などを学ばせてもらいました。

 

表面物理化学の分野では、光触媒を使った実験を行いました。生徒たちは、溶液の色の変化や気体の発生などを見て「すごい!」感動し、「なぜ?」の部分を先生に質問しながら理解を深めていました。

大久保教授をはじめ、研究体験研修の実施にご協力いただきました岡山大学の先生、大学院生、大学生の皆様、本当にありがとうございました。

玉島サイエンス探究Ⅰ~統計活用Ⅰ~

2024年12月27日 金曜日

11月20・27日と12月11・18日の2回に分けて、理数科1年生を対象とした統計活用Ⅰの授業を行いました。

この授業は、クラスを半分に分け2週連続で実施します。残り半分の生徒は、情報活用の授業を受けました。次の2週間は、グループを入れ替えて実施します。

今回は、統計活用Ⅰの紹介をします。

1週目は、某メジャーリーガーの打球速度とホームランのデータを用いて、統計の考え方を学びます。その後、Chromebookを使ってグラフを実際に作ってみました。

2週目は、インターネットから好きなデータを集め、2種類のデータを使ってグラフ化しその関係について考察し、友人同士で発表し合いました。

 

最後は、みんなの前で発表します。統計活用では、グラフを読み取ることや目的に応じたわかりやすいグラフを作成することを目標にしています。今回身につけた力を、来年からの課題研究でぜひ活かしてもらいたいと願っています。

 

理数科行事:先端サイエンス研修

2024年12月27日 金曜日

11月19日(火)理数科2年生を対象に、神戸市にある理化学研究所へ訪問しました。

午前は、生命機能科学研究センター(BDR)の見学を行いました。

タンパク質の構造について、説明を聞いています。

 

蛍光タンパク質の遺伝子を組み込んだセンチュウの顕微鏡画像です。

自動的に実験を行ってくれるロボットの動画を見ました。

人間が何気なく行っている作業も、ロボットだとプログラムされたことだけしかできないので、全てをプログラムしないといけないというお話を聞いて、とても興味深く納得しました。

午後は、計算科学研究センター(R-CCS)に移動し、スーパーコンピューター「富岳」を見学しました。

2024年の世界ランキングで、4部門のうち2部門で世界一になったそうです。富岳は、コロナ禍でのウィルスの飛散シミュレーションなど、我々の生活でも役立っています。

午前、午後とも講義を受けた後の質疑応答で、積極的に質問することができました。また、最先端の研究施設を見学したことで科学研究に対する興味関心を高め、課題研究のモチベーションも高まったことと思います。

理化学研究所の皆様、貴重な経験の場を与えていただき、ありがとうございました。

 

玉島サイエンス探究Ⅰ~情報活用~

2024年12月27日 金曜日

11月20・27日と12月11・18日の2回に分けて、理数科1年生を対象とした情報活用の授業を行いました。

Buetbuilderというソフトを利用してプログラミングについて学び、実際にロボットを走らせて課題解決を目指します


二人一組で、相談しながらプログラムを作っていきます。速さや曲がる角度など、いくつかの数値を変えながらトライ&エラーの繰り返しです。

生徒達も楽しく実習に励んでいました。

最後には、写真のような難コースを1分程度でクリアーできたグループもありました。プログラムで実際の機械を制御することの難しさや楽しさを実感できた良い授業になりました。

青少年のための科学の祭典

2024年12月27日 金曜日

青少年のための科学の祭典にボランティアで参加しました。

11月9日、10日 2024青少年のための科学の祭典(倉敷大会)に、サイエンス部(生物班)が参加してきました。

このブースでは、(株)日立ハイテクより電子顕微鏡をお借りして、子ども達に顕微鏡画像のクイズをしたり、電子顕微鏡を操作して植物や昆虫などをその場で観察したりして、プレゼンテーションを行いました。

ヌスビトハギや葉脈標本、星の砂など、実物も見せながら電子顕微鏡で拡大した画像の説明を行いました。

生徒たちも、回を重ねるごとにうまく説明できるようになりました。1日目、2日目ともに、多くの小学生と保護者の方に参加していただき、有難うございました。

SSHベトナム研修4日目

2024年12月12日 木曜日

12月11日

ベトナム研修も4日目となりました。

今日はいよいよノンラム大学でのプレゼンテーションです!

海外の人に英語を使ってプレゼンテーションすることはもちろん人生初!

堂々としたプレゼンテーションでした。

聴きにきたノンラム大学の学生のみなさんも,頷きながら発表を聞いてくれました。

その後,大学生と一緒に実験をしました。ミッションはもちろん英語で書かれています。

難しい単語は大学生に英語で聞いたり,スマートフォンで調べたりして何とかミッションをクリア!

生きた英語を学ぶ貴重な機会となりました。ノンラム大学のみなさん,ありがとうございました!

その後,両備ホールディングスさまのベトナム物流倉庫を見学しました。

温度管理が行き届いた倉庫を見学しました。

写真はマイナス18度(冷凍庫の中)での様子です。寒そうなのが伝わりますか…?

両備ホールディングスのみなさま,ありがとうございました。

帰り道に,突然のスコール!これも南国ならではですね!

夜はオシャレなレストランでベトナム料理を堪能し,帰路につきます。

今日の深夜の便で発ち,機内泊をして,明日の早朝に帰国します。

SSHベトナム研修3日目

2024年12月12日 木曜日

12月11日

ベトナム研修も3日目となりました。

今日はカンザー国立公園に出かけました。

フェリーとバスとを利用して2時間ほどで到着しました。

公園内のマングローブ林をボートで移動します。

マングローブ林は,かつてベトナム戦争時に兵士の隠れ家として使用されていました。

いたるところにベトナム戦争の爪痕を感じます。

地元のお猿さんが興味津々に近づいてきましたので,一緒に記念撮影しました。

その後,海沿いの市場に行き,見学しました。

カブトガニがバケツに山盛りでびっくり!ベトナムでは食材だそうです。

 

お昼はシーフードをいただきました。硬い殻の中は蟹みそたっぷりでした。みんな無言になって食べていました。

午後は塩田を見学させていただきました。ベトナムでは現金収入を得るため,今も伝統的な塩づくりが行われているようです。

ホテルに帰って明日のノンラム大学で行うプレゼンのリハーサルを行います。かなり練習できていたので,明日はよい発表になりそうです。

夜は美味しい中華料理をもりもり食べて明日に備えました。

 

 

SSHベトナム海外研修2日目

2024年12月11日 水曜日

12月10日(火)今日は午前中に戦争証跡博物館・統一会堂に行き,ベトナムの歴史を学んだあと,午後からは,岡山の企業であるタツモ株式会社さまのベトナム支社を見学させていただきました。

 

午前中の活動では,現地のベトナム人大学生がガイドをしてくれました。

生徒たちは,緊張しながらも,英語を使ってコミュニケーションをとっていました。

帰るころには緊張もほぐれ,すっかり仲良しに!

お昼はフォーを食べました。日本人でも食べやすい味付けになっていて,とてもおいしかったです。

午後はタツモ株式会社さまのベトナム支社工場を見学しました。

ベトナムで日本人が働くことについて,詳しく,リアルに実情を教えてくださいました。

タツモ株式会社のみなさま,貴重な学習の機会をありがとうございました。

ところで,ベトナムではバイクを利用する人がすごく多いです。また,ドリアンなどの日本では見られないフルーツがたくさんあります。

ベトナムの日常に,日本から来た私たちは興味津々になってしまいます。

そして,日中30度を超えるホーチミンでも,やっぱり街はクリスマスムード一色です。

平和に感謝しながら,2日目の日程を終えました。

 

 

SSHベトナム海外研修

2024年12月10日 火曜日

12月10日

SSHベトナム海外研修に参加している生徒たち6名が無事にホーチミン市に到着しました。

5時間のフライトの後でしたが,ベトナム料理を堪能しました!

 

 

ベトナムは,若者が多くどんどん発展を続ける街です。

そのエネルギーを全身で感じ取った1日目でした。

この研修は,自然環境と歴史・文化を横断的に読み解くことや,最新鋭の科学技術や科学英語実験を体験すること,科学技術や文化,環境問題について論じ合う力を育むことなどを目的として,実施しています。

明日は戦争証跡博物館に行き,ベトナムの大学生と交流しながらベトナムの歴史を学んだり,ベトナムに進出している地元企業のお話を伺いに行く予定です。

玉島サイエンスフィールドワーク

2024年8月29日 木曜日

8月1日(木)・2日(金)

理数科1年生を対象に、一泊二日の研修を行いました。

この研修は、倉敷・玉島地域の自然、企業活動、環境、フィールドワークなどを一体的に体験する研修です。

1日目 午前

まずは、2グループに分かれて「中国電力株式会社」と「株式会社ヒラキン」へ企業見学に行きました。

その後、合流して倉敷市環境学習センターへ移動しました。

まず、倉敷市環境監視センターの方から、行政として地域の環境(大気や水質など)を守る取組について教えていただき、施設見学を行いました。

 

1日目 午後

昼食後、みずしま財団の方から水島コンビナートの公害の歴史や環境を守る取組について、教えていただきました。

その後、児島通生海岸で水質を判定する指標生物の種類や生物量について調査しました。

ヒザラガイやウノアシガイ、タテジマイソギンチャクなど多くの生き物を観察することができました。判定は、きれいな海で生物量も豊富という結果になり、工業地帯の近くでも水質はきれいなことがわかりました。

 

その後、「倉敷市自然の家」に移動して、本校でも勤務されていた先生から、川の環境や漁について実際の漁具などを用いて講演をしていただきました。お話の中で、昔の人は生物の習性を利用していろいろな道具を作っていたのだということを教えていただいて、楽しくお話を聞くことができました。

夕食後、昼の活動のまとめをした後、空が暗くなってから天体望遠鏡を用いた天体観測を行いました。


2日目 午前

倉敷美しい森の遊歩道で、グループごとに植生調査を行いました。この活動は、森や池でいろいろな生物を写真に撮り、生物の同定やマップ作りを行います。

2日目 午後

鷲羽山レストハウス前で集合写真と昼食

最後は学校に戻り、クロムブックを使って、1日目の企業訪問のレポートや美しい森の生物マップを作成しました。

企業訪問は1社しか見学しないため、他のグループの人にプレゼンテーションを行いました。同じ企業を見学しても、各班の着眼点が異なり興味深く説明を聞くことができました。閉会行事の前に代表2グループが全員の前でのプレゼンテーションを行いました。

暑い時期での活動で心配もありましたが、みんな元気で無事終了することができました。様々な体験ができただけでなく、クラスの友人たちとの交流を深める良い機会となりました。