理数科1年生の4班の「工学探究ゼミ」の実習が第2日目になりました。
この実習は、積極的に生物の特徴を模倣して生活に利用する「生物規範工学」を体験的に学びます。第2回目は、風散布型種子を想像しながら、できるだけ滞空時間の長い模型を作りました。試行錯誤の結果、落下時に回転する「フタバガキ」の種子をベースに探究を進めることにしました。
この実習は、2年生で取り組む課題研究に向けて、ミニ探究に挑戦しました。
理数科1年生 玉島サイエンス探究Ⅰ
工学探究ゼミでは、1周目にバイオミメティクスが日常生活に生かされていることを知り、プレゼンテーションをしました。
Chromebookで、日常生活でどのように活かされているかを調べ、ペアワークで発表します。
2週目はアルソミトラとフタバガキの種子散布のしくみから、ゆっくり回転しながら種子が落ちる羽根の形状を、模型を自作して探究しました。
条件を変えながら各班で自作し、落下するまでの時間を計測します。
3週目は風力発電の原理と、LEDの仕組みについて学び、一番発電するモーターはどれか、実験を通して見つけ出しました。
実際に自分たちで回路を組み、風力発電でLEDを光らせました。
4週目は自作したプロペラを使い、市販のプロペラの発電量を超えるような羽を探究しました。
プロペラの各要素で、どのような条件で最大発電量を得られるかを各班で調べ、最後にそれぞれの結果を合わせ、一番強いプロペラの自作を目指します。
工学探究ゼミは、科学を応用し、工作することで、実験を行っていきます。
ものづくりの楽しさや、日常生活との結びつきを探究することができます。