8月1日(金)に将来の進路選択や志望理由書作成に向けた理解を深めるため、大学の先生方をお招きし、分野別の入試対策講座を実施しました。
■ 香川大学 創造工学部 楠瀬 尚史 教授による講座(14:00~15:30/LL教室)
工学・材料・環境・エネルギー分野に関心のある生徒を対象に、香川大学 創造工学部 創造工学科 材料物質科学コースの楠瀬尚史教授を講師にお迎えし、「セラミックス材料の可能性と社会課題への応用」についてご講義いただきました。
セラミックスと聞くと日用品を思い浮かべがちですが、近年では再生可能エネルギーや医療機器、水処理、環境保全といった最先端技術にも活用されている重要な材料であることをご紹介いただき、工学の学びが社会課題の解決にどう貢献できるのかについて、実例を交えながら分かりやすくお話しいただきました。
将来、理工系分野を志望する生徒はもちろん、社会課題に対して技術でアプローチしたいと考えている生徒にとっても、視野が広がる貴重な機会となりました。
■ 福岡教育大学 教育学部 教授による講座(13:00~15:00/多目的①教室)
続いて、福岡教育大学より教育学部の教授を講師にお迎えし、次期学習指導要領における重要キーワード「ウェルビーイング(Well-being)」についての講義を実施いたしました。
ウェルビーイングとは、個人や社会が心身ともに良好な状態であることを指し、教育現場においても今後ますます重視される概念です。講義では、自治体や学校と連携して実践研究を進めておられる先生より、具体的な取り組み事例とともに、教育に携わる者としての視点や、これからの社会で求められる人間理解について丁寧にご説明いただきました。
教育系の進路を志す生徒のみならず、現代社会の課題に関心を持つ生徒にとっても有意義な学びとなりました。
今後の実施予定は以下のようになっております。進路実現に向けて、学習意欲を高めてしっかりこの夏休みを有意義に過ごしましょう!
■ 8月4日(月)岡山県立大学 情報通信工学科 集積回路工学研究室 鈴木 恭宜(スズキ ヤスノリ) 教授(10:00~12:00)
■ 8月5日(火)岡山大学 工学部環境・社会基盤系 森 也寸志(モリ ヤスシ) 教授(10:00~12:00)