2025年12月26日 のアーカイブ

理数科 授業紹介1年生「探究ゼミ」

2025年12月26日 金曜日

理数科1年生の探究ゼミについて紹介します。この授業は2時間連続の実習で、クラスを5グループに分け1つのゼミを8人の生徒で実施しています。

ゼミは、物理,化学,生物,工学,数学の5種類あり、1つのゼミは3週間連続で行いすべてのゼミを体験します。今回は生物ゼミの紹介をします。

生物ゼミでは、顕微鏡観察の基本と、微生物を育てる培養の実習を行います。

まず、1週目は、双眼実体顕微鏡の操作について実習し、続けてマイクロピペットと血球計算盤を使った実習を行います。

実体顕微鏡とは、上下左右が逆にならずにそのまま見える顕微鏡で、顕微鏡をのぞきながら観察対象物の操作ができることが特徴です。

次に、酵母を水に溶かした液体をマイクロピペットを使用して正確に量り取ります。この酵母液の中に、どれくらいの酵母がいるのかを数える道具が血球計算盤です。酵母の大きさは、0.01mm程なので顕微鏡をのぞきながらカウンターで計測していきます。

2週目は、いよいよ酵母を使った培養の準備です。栄養を溶かした培地をシャーレの中に加えていきます。この時、雑菌が入ると酵母だけでなく、雑菌やカビが生えてしまうので、クリーンベンチという無菌操作ができる装置の中で作業を行います。

酵母が多すぎると増えすぎてしまうので、マイクロピペットを使って、10倍,100倍,1000倍と希釈した酵母液を準備します。この酵母液を、クリーンベンチ内で培地に植えつけていきます。

3週目は、1週間酵母を培養したものを観察します。まず、増えた酵母の様子を肉眼で観察します。その後、カウンターを使ってコロニーを数えていきます。コロニーとは、酵母が増殖して肉眼で見えるようになった集団のことです。

この結果から、液体中の酵母の数と培養して増やした酵母の数を比較して、考察していきます。生物探究ゼミでは、将来、大学の農学部や理学部で行うような実習を体験することで、実験スキルを身につけるとともに、実験・実習に対する興味関心を高め、進路に繋げていってほしいと考えています。

理数科 授業紹介「統計活用」

2025年12月26日 金曜日

この授業は、理数科1年生を対象に、クラスを半分に分けた20人を対象に2週連続で実施します。残り半分の生徒は、情報活用の授業を受けました。今回は、統計活用の紹介をします。

1週目は、数値をグラフにまとめることで、特徴や傾向をつかむ統計の考え方やグラフの種類について学びます。その後、インターネットで自分の興味のあることについて、データを探してきます。

データが集まったら、グラフの作成をしてプレゼンレーションの準備をします。困ったときには、先生や友人に相談しながら進めていきます。

2週目は、みんなの前で発表をします。「スズメバチの被害」や「ゴミのリサイクル率」、「ゲームソフトの売り上げの推移」など、興味に応じて発表していきます。

統計活用では、グラフを読み取ることや目的に応じたわかりやすいグラフを作成することを目標にしています。今回身につけた力を、来年からの課題研究でぜひ活かしてもらいたいと願っています。

理数科 授業紹介「情報活用」

2025年12月26日 金曜日

この授業は、理数科1年生を対象にクラスを半分に分けて20名で実施します。2時間連続の授業で、2週に分けて行います。内容は、Buetbuilderというソフトを利用してプログラミングについて学び、実際にビュートローバーというロボットを走らせて課題にチャレンジします。

二人一組で、相談しながらプログラムを作っていきます。プログラムができたら、ロボットに読み込ませて、課題のコースを走らせます。速さや曲がる角度など、いくつかの数値を変えながらトライ&エラーの繰り返しです。

最初は、思ったように走ってくれなくて苦労していましたが、友人と協力して楽しく実習を進めていきます。

いくつかの課題をクリアーしながら、最後には写真のような難コースに挑戦です。1分程度でクリアーできたグループもありました。プログラムで実際の機械を制御することの難しさや楽しさを実感するとともに、同じ動きをさせるプログラムでもその答えは1つではなく、いろいろな方法があることに気づくことができました。

理数科 課題研究発表会

2025年12月26日 金曜日

12月23日(火)に理数科2年生の課題研究発表会を行いました。

この発表会は、物理、数学情報、化学、生物の全12グループが1年間取り組んできた課題研究の成果をプレゼンテーションを通して発表する会です。

 

原稿を読まずに身振りを交えながら、どのグループも一生懸命に発表していました。

なかには、テルミンの演奏を披露するグループもありました。

4名のPRPの先生方にも発表を聞いていただき、質疑応答では見落としがちな視点から質問や助言をいただくことができました。大変ありがとうございました。

今回の発表会の結果、物理分野と化学分野の2グループが玉島高校の代表として、県内理数科高校の課題研究合同発表会に参加することになりました。また、ポスター発表には全グループが参加します。準備は大変ですが、良い発表ができるように頑張りましょう。